treasure1: [BLACK CAT'S] 桜沢 綾様 のありがた〜い「2005・夏・DLF」です。
こんなステキなイラストどーやって描くんだろ？目の保養ですｖ 皆様も存分に堪能してくださいね〜♪ (マサトのヘタレSSがついてます・・・。ダイナシ？orz)
Short Stories by.masato
マカラーニャの泉でそっとキスを交わした日。
ティーダに抱きしめられて、守られてると感じた。
ティーダを本当に好きだと、ティーダに愛されていると素直に思えた日。
ティーダと過した旅の時間はユウナにとって掛け替えのない時間。
返しきれなかった「大好きという心」。
伝えきれなかった「ずっと一緒に居たいという気持ち」。
あの時の夢を繰り返し、繰り返し・・・もう、何度見ただろう。
夢の中のティーダは昔と何も変わらないけれど。
ティーダが消えてしまった日からユウナの時間は止まっている。
いつかは動き出さなければいけないということはユウナにも分かっている。
でも、今はまだその気になれない。
それでも、思い出にしてしまうには短か過ぎ、待つには長す過ぎる2年と言う月日は
ユウナを別れた時のティーダと同じ年にしてしまった。
会えない人を想い続けるなんて意味ないコト？
「そうかもしれないね。」
ユウナも頭ではワカッテル。
それでも心は叫んでる。
会いたいよ。君に会いたい。また、一緒に歩きたい。
日々募る想いは強くなるばかりで。
ユウナ自身にも止めるコトは出来なくて、苦しい心が悲鳴を上げそうになると
浜辺へ行って叫ぶ代りに指笛を吹いた。
きっかけは君が写ったスフィア。
リュックは探しに行こうと言った。
それはユウナを連れ出す為の口実かも知れなかったけれど。
止まっていた時間が再び動き出した。
その先に、待っていたのは・・・。
スフィアに写っていたのはティーダではなかった。
・・・けど。
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『夢の中の恋人』・・・会えなくても傍に居るよ！100％を諦めちゃった人に。
異界で出会ったティーダの変わらない姿。変わらない心。
ずっと一緒に居るから。
いつも側に居る。
だから・・・。
ティーダの瞳が強く語りかけて来る。
ユウナは腕を伸ばしてティーダを抱きしめた。
ありったけの想いが伝わるように。と。
ティーダが答える様にそっとユウナの体を引き寄せた。
夢でなら触れ合える。
目が覚めれば、君の姿は見えないけれど。
感じるから。
側に居るから。
一緒だから。
君が勇気をくれるから。
今までも、これからも。
歩いていける。踏み出そう。
ユウナはそっと瞳を閉じた。
『キモチハツタワル』・・・きっと再会を信じてる！100%目指してもう1度チャレンジ！
ユウナが望むのはただ一つ。
ティーダと笑いあえる日々。
ティーダと共に歩く日々。
心だけじゃ足りない。
君に触れたい。
君と一緒に手を繋いでいたい。
ティーダの腕にユウナは万感の想いを込めて抱きついた。
ティーダが返してくれた抱擁に新たな力が湧いてくる。
きっと・・・伝えたい。伝えられる。
今度こそ。
感じる。
新たな予感。
再会の予感。
だから、頑張れる！